看護師の転職で最適な時期は?入職に適したタイミングを徹底解説

看護師

看護師の転職で、「いつ転職活動を始めるのがベストなのだろう」「入職する時期はいつが良いのだろう」と悩んでいませんか。

看護師の転職に最適なタイミング、またその理由について、詳しくお伝えします。

看護師転職でのタイミング(時期)は重要!

看護師の転職はタイミングが重要です。

  1. 入職時期(入職に適した1年のうちの時期)
  2. 看護師歴(看護師になってからの年数)
  3. 在籍期間(その職場で勤めている年数)

以上3つの観点から転職を考え行動を起こすと、スムーズに理想の職場と出会いやすく、採用されやすくなります。

入職時期、看護師歴、在籍期間から、転職に適したタイミング(時期)を分かりやすくお伝えします。

看護師の転職(入職)時期はいつがおすすめ?

看護師が転職して入職するとき、おすすめの時期と転職しないほうがいい時期はいつなのでしょうか。

月別に、転職に向いている月と向いていない月、どちらでもない月に分けて解説します。

看護師の転職

おすすめの時期:1月・2月・9月・10月

看護師の転職におすすめの入職時期は、1月、2月、9月、10月になります。

なぜこれらの月がおすすめなのか、詳しく見てきましょう。

1月 とてもおすすめ 現場が落ち着いてフォローを受けやすい
2月 おすすめ 馴染みやすくフォローも受けやすい
9月 おすすめ 現場が落ち着いてる。ベテランはとてもおすすめ
10月 とてもおすすめ 入職者が多く、受け入れ態勢ができている

1月

1月は長期休暇がなく、退職する看護師も少ない時期で現場が落ち着いています。落ち着いて研修を受けやすい時期です。

また、結婚や出産、引っ越しで看護師の仕事をお休みしていた人が復帰するにはちょうどいい時期。3月までの勤務で、4月に迎える新人を研修するための勘を取り戻せます。

2月

医療機関が忙しい時期ではなく、退職する看護師が少ない時期なので、新しく入った転職者へのフォローが届きやすいです。

比較的落ち着いた状況の中で、新しい環境に慣れていくことができます。

9月

8月の繁忙期が終わり、少し現場が落ち着く時期。研修をしっかり受けたり、フォローしてもらいやすいタイミングです。

即戦力が求められる時期なので、ベテランの転職に最適なシーズンです。

10月

10月は新たに転職者を多く迎えるシーズン。

受け入れ側も体制を整えているため馴染みやすく、また、しっかりしたフォローが受けやすい時期です。

悪くない時期:4月

看護師の転職で、良くもなく悪くもない入職時期が4月です。

4月に入職すれば、他の新人さんたちと一緒に研修が受けられます。

同期入社も多いため馴染みやすいというメリットも。特に若手の看護師におすすめです。

また、4月入社なら6月のボーナスも普通にもらえるので「もらえるかな?」という心配が不要という気安さもあります。

看護師転職の避けたい時期

避けたい時期: 3月・5月・6月・7月・8月・11月・12月

看護師の転職で避けたほうが良いのが、 3月・5月・6月・7月・8月・11月・12月の入職です。

3月 やめるべき 現場が忙しい、人手不足
5月 できればやめるべき 現場が慌ただしい
6月 やめるべき ボーナスがもらえないかも
7月 できればやめるべき じっくり研修が受けにくい
8月 やめるべき 現場が忙しい、人手不足
11月 できればやめるべき じっくり研修が受けにくい
12月 やめるべき ボーナスがもらえないかも

3月

年度末で医療機関に限らず、世の中がバタバタと忙しい時期です。

退職者や有給休暇を消化する人も多く、人手不足で十分なフォローが受けられない可能性が高いです。

5月

4月に新人や転職者を多く迎え、まだ全体が忙しく落ち着かない時期です。

新人研修の最中に新たに新人が入っていくことになるため、できれば5月の入職は避けたほうが無難です。

6月

ボーナス月の退職・入職は、以前の職場でも新しい職場でもボーナスがもらえないという可能性があります。

6月の入職はできる限り避けましょう。

7月

夏休みを取得する看護師が多く、現場は人手不足です。

じっくり研修を受ける余裕がないことが多く、特に若手の看護師の入職には向いていません。

8月

7月と同じく、夏休み取得中で現場で働く看護師が減り、慌ただしくなります。

さらにお盆休みがあるため、通常より忙しく、研修を受ける時間の確保も難しい時期です。

11月

10月に転職者が入職するので、研修で忙しい時期です。

現場で働く看護師が忙しくなり、この時期に新しく入職すると、十分な研修やフォローが受けにくくなります。

12月

1年で一番忙しい時期に転職すると、受け入れる側も余裕がないため、新しい職場に馴染むのが大変です。

また、ボーナス支給月でもあることから、この時期に退職・入職するとボーナスがもらえない可能性があります。

看護師の転職活動を始める時期はいつがおすすめ?

看護師の転職活動を始める時期

転職活動も、スタートするのに最適な時期と避けたほうが良い時期があります。

転職を経験した看護師を対象に行った調査結果をもとに、満足度が高い転職活動開始時期と、避けたほうが良い時期についてお伝えします。

おすすめの時期:5月・6月・11月・12月

看護師が転職活動を開始するのにおすすめの時期が、5月・6月・11月・12月です。

5月 とてもおすすめ 転職活動を始めた人の満足度が高い
6月 おすすめ 転職準備スタートには良いが、退職は避けたほうが良い
11月 とてもおすすめ 求人数が増えはじめる時期。転職活動を始めた人の満足度が高い
12月 おすすめ 2月~3月に増える求人に向けて準備開始に最適

5月

CAREE編集部が転職経験のある看護師を対象に行った調査によると、転職活動の結果に「満足している」「どちらかというと満足している」と答えた人が一番多かったのが、5月に転職活動を開始したグループ。

71%が満足しているということになります。

入職には適さない5月ですが、「5月スタート」の転職活動は、良い案件に巡り合える確率が高いことが分かります。

6月

同調査結果では、6月も転職活動を開始した人の満足度が高く、転職成功のチャンスが高い月です。

7月から増える求人に向けて準備をスタートさせるのに良い時期だと言えます。

ただ、6月に退職するのは、ボーナスをもらえなくなる可能性があります。6月に転職活動をスタートしたとしても、7月退職、7月入職を狙ったほうが安心です。

11月

11月と12月は看護師の求人が増えるため、良い案件を探しやすくなります

また同調査でも、11月から転職活動を開始した転職の結果に満足したという声が5月と同じくらい高くなっています。

12月

1年の中で一番看護師の求人が増えるのが2~3月です。ボーナスをもらってからゆっくり転職の準備を始めるのにベストなタイミング。

12月からの転職活動で「成功した」と感じている人も多いです。

悪くない時期:1月・3月・10月

看護師の転職活動を始めるタイミングで、可もなく不可もないのが1月、3月、10月です。

1月

12月にボーナスをもらって年末年始をゆっくり過ごし、新年の開始とともに1月~3月にかけて転職活動ができます。

求人が増える2月、3月の転職活動に間に合うため、悪くない時期です。

3月

2月から3月に向けて求人が増え、4月が近くなると減っていきます。

変動は多いけれどいろいろな求人を見ることができる時期です。

10月

人事異動が盛んな時期で、求人の件数も増えてくるため、転職活動スタートに向いています。

看護師転職避けたい時期

避けたい時期:2月・4月・7月・8月・9月

看護師の転職活動を始めるタイミングで、避けたほうが良いのが2月、4月、7月、8月、9月です。

2月 やめたほうがいい 入職に向いていない時期
4月 やめたほうがいい 求人が少ない
7月 やめたほうがいい 入職に向いていない時期
8月 やめるべき 面接日程が決まりにくい
9月 やめたほうがいい 求人が少ない

2月

前述の看護師の転職者を対象にした調査で、「転職に満足していない」と答えた人が2番目に多かったのが2月でした。

求人も多く現場も忙しくはない時期なので、転職活動のスタートには良さそうに思えますが、実際に転職活動をした人の声を聞くと、そうではないようです。

この時期に転職活動をして3月に入職すると、現場が忙しくしっかりフォローを受けられない可能性が高いことが原因かもしれません。

3月まで待つのがベターでしょう。

4月

求人が一段落した時期で、案件自体が少ないため、転職活動開始に向いていません。

7月

求人数自体は増えるのですが、7月~8月は入職には適していない時期で、面接の約束を取り付けるのも難しい時期に突入します。

8月

お盆休みがあり現場が忙しく、面接をする機会も取りにくい時期です。

9月

9月は求人が少ない時期であまりおすすめではありません。

また、調査で「転職結果に満足していない」と回答した人が最も多かった(16.7%)のが、9月に転職活動を開始したグループでした。

調査結果参照:【看護師518名から調査】転職の成功率を高める2つのコツとは?

看護師歴は何年目がおすすめ?

看護師

「看護師になって何年目か」は、どのくらい転職活動に影響するのでしょうか。

経験した年数ごとに転職のしやすさを説明します。

看護師1年目・新卒での転職

  • 求人案件が少ない
  • 良い条件の案件があまりない

経験がほとんどないため、「扱いやすい」という点では評価されますが、即戦力にならないという点と、「1ヵ所に長く務められない人なのでは」と思われるため、採用までたどり着くのは難しいと言えます。

看護師1年目でも可とする求人は少なく、良い条件の案件に応募しても採用されにくいです。

職場でいじめがあるなど、よほど深刻な悩みがある場合以外は、もう少し経験を積んでから転職をしたほうが良いでしょう。

看護師2年目での転職

  • 求人案件が少ない
  • 良い条件の案件があまりない

看護師2年目での転職は1年間看護師の経験がありますが、現場で即戦力になるとは見てもらえません。しかし1年がんばってきたということから、「夜勤をこなせる体力がある」「若くて扱いやすい」という面は評価されます。

その一方、採用する側から見ると、1年で職場を変えるという姿勢が「この病院もすぐに辞めてしまうかも」という不安を抱かせる可能性があります。

看護師2年目でも応募できる求人自体多くありませんし、条件の良い案件もあまりありません。職場に深刻な悩みがある場合以外は、ここで転職をせずにもう少しがんばることをおすすめします。

看護師3年目での転職

  • 求人案件が増えてくる
  • 良い条件の案件も出てくる

3年目になると、経験もあるので即戦力としてみなされます。

また、これまでの職場で2年働いたという実績から、「長く働いてくれそう」と評価されます。看護師3年目はまだ若いため、体力があるという点も喜ばれます。

3年目の転職になると、求人が増えてきて自分の希望にあう求人を選べるようになってきます。良い条件の求人もだんだん増えてきて、採用されやすくなります。

3年目は採用する側からしても歓迎できるタイミング。転職するのに良い時期です。

看護師

看護師4年目での転職

  • 求人案件がたくさんある
  • 良い条件の案件も選べる

看護師になって丸3年経験を積んでいるので、応用力もあり即戦力として期待されます。また、まだ20代半ばと若いため、体力もあります。

少しずつ自分のこだわりややり方がありつつも柔軟さがある年齢で、4年目の看護師を受け入れたいという病院は多いです。

求人の数がぐっと増えてくるのは4年目から。転職のベストタイミングです。

看護師5年目以降での転職

  • 求人案件がたくさんある
  • 良い条件の案件が選びやすいのは5年目以降

看護師になって5年目以降となる場合、すでに後輩を指導する立場になっていることが多いので、即戦力が欲しい病院からは歓迎されます。

ただし、看護師の経験が長くなるにつれ、それぞれこだわりや自分なりのやり方が出てくるため、扱いにくいと受け止められることもあります。

また5年目となると年齢的に結婚や出産の可能性もあるため、長く働いてくれるかという点で採用側が不安を抱く場合があります。

5年目以降の看護師は、求人の総数も、良い条件の求人も多いです。5年目も転職に良い時期だと言えます。

6年目以降になると看護師もそれなるの年齢になり経験もあるため、採用側からは扱いにくいと思われがちです。ただし、条件の良い求人がぐっと増えるのは6年目以降となります。

職場の在籍期間で転職が有利・不利になることはある?

看護師

看護師に関わらず、一般的に転職回数が4回を越えると転職が不利になると言われています。例えば30歳で転職回数が4回の場合、1つの職場の在籍期間が2年~3年となります。

採用する側は、募集や面接、書類の審査に費用と手間をかけています。また、採用後の研修期間や、慣れるまでの間は即戦力になりません。

その間にも給与は発生しており、それは人材への投資となります。投資した費用を回収するためにも「できるだけ長く働いてほしい」というのが病院の本音です。

そして、すぐに退職されると、また新しい人材を募集するため費用をかけなくてはいけません。

 

これまでの職場の在籍期間が短いと、採用する側は「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」「無駄な投資になるのでは」と考えます。

以前の在籍期間が長いほうが、採用側は「うちでも長く勤めてくれるだろう」と判断するため有利です。

けれど、在籍期間が短い、転職回数が多くても不利にならない場合があります。それは退職理由が「仕方ない」と判断される場合です。

例えば結婚相手の転勤や出産、家庭の事情や病気・けがが理由であれば在籍期間はあまり問題視されません。

看護師転職の時期に関するQ&A

看護師

看護師の転職の時期について、よくある質問にお答えします。

入職直後に(再)転職はアリ?

なぜ転職したいのか、何が問題なのかを紙に書き出して整理しましょう。残業が多くて体力的に難しい、プリセプターが怖いなどの理由であれば、上司に相談して改善してもらえる場合もあります。

ある程度長く働くことで気づくことや学べることもあるため、しばらく勤務して様子を見るのも1つの方法です。しかし、以下のケースであれば入職直後の再転職も検討しましょう。

  • ブラック企業だった
  • 上司に悩みを相談しても対応してくれない
  • いじめがある
  • 試用期間中

いずれにしても、いきなり辞表を出すのではなく、一度上司と話し合い、感じていることを全部伝えるようにしましょう。

看護師経験が少なくても転職は可能?

看護師になって1年目や2年目の転職でも不可能ではありませんが、応募できる求人数が限られます。また、良い条件の求人が少なく、仮に応募したとしても採用されにくいのが現実です。

3年目、4年目くらいから応募できる求人の数が増え、いろいろな求人の中から選べるようになります。

転職活動

転職活動は何か月くらいかかるの?

看護師の転職は、活動を初めてから内定をもらうまで約1カ月です。早い人だと3週間くらいで決まることもあります。

看護師の転職は面接がだいたい1回のみ、書類選考も3日程度で終わることが多く、一般企業と比べると選考スピードが非常に速いです。

看護師の転職活動の流れは?

看護師の転職活動の流れは、以下の通りとなります

  1. 事前準備
  2. 書類を作る
  3. 情報を集める
  4. 応募
  5. 面接
  6. 内定
  7. 引き継ぎ、退職

1.事前準備

まず、現在の勤務先に退職を希望していることと、具体的な退職の時期を伝えます。3カ月前には上司に話をしておきましょう。

2.書類を作る

次に、応募のための書類を作成・準備します。履歴書、職務経歴書、看護師免許、健康診断の結果が必要です。健康診断の結果は1年以内のものなら大丈夫です。

また、退職前の勤務先から発行された源泉徴収票の提示を求められる場合があるため、こちらも用意しておきましょう。

3.情報を集める

次に、求人情報をチェックしてどのような求人があるのかを確認しましょう。

4.応募

希望の求人があれば応募します。

履歴書と職務経歴書を送り、書類選考が終わるのを待ちます。

5.面接

書類選考が通過すると、面接が行われます。

6.内定

面接をしてお互いが合意すれば内定となります。

7.引継ぎ、退職

現在の職場で引き継ぎを行い、退職後に新しい職場に入職します。

40代・50代でも看護師転職は可能?

ベテラン看護師

転職が難しいとされる40代・50代ですが、看護師の場合は求人も多いため「転職できないのではないか」という心配はしなくても大丈夫です。

40代以降の看護師は経験と技術があり、さまざまな科を経験しているため即戦力となるので、病院から優遇されます。子育てを終えて復職する看護師も珍しくありません。

ただし、50代をすぎると体力が低下するため、夜勤や急患対応のない病院以外の医療施設を希望する看護師が増えます。50代の看護師の需要が高い医療施設は以下の通りです。

  • 療養型病院
  • 老人介護・福祉施設
  • デイサービス
  • クリニック・診療所

療養型病院は病状が安定している患者が多い施設で、長期的なケアを行っています。看護師も落ち着いて看護できる環境です。

デイサービスやクリニックは夜勤がないため、50代でも働きやすいと言えます。

看護師の転職時期で迷ったら、一度自分の状況を整理しよう!

看護師

看護師の転職では、どの時期に転職活動をして、どの時期に入職するかが大切です。時期によって求人の増減や、現場の忙しさによって、しっかり研修を受けフォローしてもらいやすい時期と、忙しくて十分なフォローが受けにくい時期があります。

また、1年目や2年目など経験が浅いタイミングでの転職は、求人数が少なく、選べる選択肢が限られてしまいます。看護師のベストな転職時期は3年目以降。

即戦力として新しい職場で力を発揮するためにも、最初の職場では3年はがんばって学べるものを学びましょう。

とはいっても、「ブラック企業だった」「いじめがあった」などやむを得ない場合もあるでしょう。そのような場合は一度自分の状況を整理した上で、転職におすすめの時期を選び転職活動することをおすすめします。

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