治験コーディネーター(CRC)になるには?

看護師の資格や経験を活かして働ける仕事の一つに「治験コーディネーター(CRC)」があります。

主な職場はSMO(治験施設支援機関)と呼ばれる民間企業、治験を受託する病院、製薬メーカーです。

今回は、看護師から治験コーディネーター(CRC)へ転職したい方に向けて仕事内容や求人探し方、平均年収などを解説していきます。

治験コーディネーター(CRC)になるには

看護師または臨床検査技師として経験を積んでから治験コーディネーター(CRC)になるケースがほとんどです。

治験コーディネーターになるには約6~10年の期間が必要です。

看護学校または大学の看護科を卒業し、看護師の国家試験に合格して看護師資格を取得するまでに約3~4年かかります。

その後は、総合病院またはクリニックで臨床経験を積み、治験コーディネーターへと転職するのが王道コースです。

治験コーディネーターになるために、職場の面接と筆記試験、適性検査を受ける必要があります。

治験コーディネーターに必要な資格・経験は?

治験コーディネーター(CRC)になるための資格は特にありません。

しかし、実際に治験コーディネーターとして働いている人の約90%は看護師、臨床検査技師、薬剤師といった医療系の資格を持っています。

治験コーディネーター(CRC)へ転職するならば、医療の知識や仕組みを理解していることが求められています。

治験コーディネーターは未経験でも大丈夫?

治験コーディネーターは「未経験採用」の求人もあり、未経験者でもなることができます。

ただし、医療系の国家資格を持っていることが前提であり、正看護師または准看護師資格の臨床経験が3年~5年必要です。

治験コーディネーターの求人の探し方

治験コーディネーターの仕事は、病院などの医療機関に直接雇用される院内CRCと、治験施設支援機関(SMO)に所属して、治験を実施する医療機関に派遣されるCRCの2パターンあります。

病院に勤務していた看護師、薬剤師、臨床検査技師が兼任するケースも多く見られます。

近年は、院内CRCの需要が高まっており、求人数も増えています。

治験コーディネーターの求人は少ない

治験コーディネーターの求人は全体的に少なく、募集エリアは東京、大阪、名古屋といった都市部に集中しているのが特徴です。

転職サイトを活用して求人を探そう

まずは、治験関連の求人を多数保有している医療介護求人サイトに登録して、求人を探してみましょう。

ほとんどの転職サイトは無料で会員登録できる上、高年収・好条件の非公開求人を紹介してもらえるのもメリットです。

治験コーディネーター(CRC)の給料(年収)

治験コーディネーター(CRC)の給料(年収)は、地域や職場によって変わりますが、平均は月収20~25万円、年収340~440万円です。

残業代やボーナス(賞与)も付いて、年齢に比例して年収も増えていくのが特徴です。

薬剤師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士など、関連する保有資格によっても基本給、手当が変わります。

20代治験コーディネーターの給料(年収)

20代の場合は、月収25~30万円、年収400~450万円となっています。

地方の場合は都市部よりも年収が20~50万円ほど低く設定されています。

30代治験コーディネーターの給料(年収)

30代になると、月収30万円以上、年収500~600万円と上がっていきます。

ただし、職場が大手企業または中小企業かどうかで40〜60万円近く差が開きます。

40代治験コーディネーターの給料(年収)

40代になると、月収30万円以上、年収600万円となり、プロジェクトを一人で管理運営できる役職に就くと年収1,000万円以上の人もいます。

治験コーディネーター(CRC)はきつい?辛い?楽しい?

治験コーディネーターの主な仕事内容は、治験に参加する患者さんのケア、治験を実施する医師のサポート、全体の調整とディレクションなどが挙げられます。

治験コーディネーターの一日

治験施設支援機関で勤務する治験コーディネーターの一日のスケジュールを見ていきましょう。

朝9時に担当する治験実施医療機関へ直行し、10時頃から治験に参加する患者さんのカルテの確認、医師や医療スタッフとの打ち合わせ、治験薬の準備をします。

患者さんの体調変化、服薬状況の確認、治験薬服薬方法の指導、検査を行います。

次回来院スケジュールの調整をし、治験終了後には治験協力費の支払いをします。

データを症例報告書に記入し、午後1時頃に休憩に入ります。

午後からは、医師や治験依頼者とのミーティング、治験実施計画書(プロトコル)の基準に合致する人を探す被験者スクリーニングを行います。

午後4時頃にオフィスへ戻り、報告書の作成、明日のスケジュール調整をして午後6時頃に退社します。

治験コーディネーターの口コミ評判

ここからは、治験コーディネーターの口コミ・評判を見ていきましょう。

治験コーディネーターがきつい/辛いという口コミ

治験コーディネーターが楽しいという口コミ

治験コーディネーターのメリット

・未経験者でも転職しやすい
・社内研修、サポート体制がある
・給料アップが期待できる
・管理職までの昇進が早い
・夜勤、深夜勤がない
・基本的に日勤
・家事や子育てとの両立がしやすい
・民間企業で働くと土日祝日が休みになる
・オフィスワークができる
・ストレスが溜まらない
・家族や友人と旅行に出かけることができる
・買い物や食事に出かける機会が増える
・連休に休めるため子供とレジャーに行ける

治験コーディネーターの最大のメリットは、未経験からでも転職できることが挙げられます。

近年の少子高齢化、生活習慣病の増加などにより、製薬メーカーは新薬の開発に力を入れており、今後はさらに求人が増えると見込まれています。

治験コーディネーターのデメリット

・新しい仕事を覚えなければならない
・薬理、薬物動態などの薬学的知識を覚える
・文書作成や経理処理などの事務的な能力が必要
・薬事関連法規などの法律的な知識も必要
・精神的なストレスも大きい
・気配りばかりで疲れる
・給料が下がる可能性もある
・出張を命じられることがある

看護師の時には必要なかったオフィスワークがあるため、パソコン操作スキル、ビジネスマナーも身につける必要があります。

職場では医師、看護師などの医療スタッフ、治験依頼先の事務スタッフ、被験者など様々な人に気を配る必要があり、慣れないうちは気疲れする人も多いようです。

そして、転職先によっては、看護師の時よりも給料が下がる可能性があるため、職場選びは慎重に選ぶことが大切です。

治験コーディネーターに向いてる人

・コミュニケーション能力が高い人
・人と話すのが好き、得意な人
・夜勤は避けたい人

治験コーディネーターは、薬の安全性、薬の効果、使用方法について確認する大切な仕事を任されます。

患者さん、医療従事者、製薬企業の関係者など、多くの人々が関与するため、コミニュケーション能力が高いことが求められます。

患者さんの治験スケジュール、診察予約を調整したり、服薬状況を確認、会計をサポートするなど、柔軟な対応ができる人が向いています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です