薬剤師の転職理由9選 

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「薬剤師の転職理由はどんなものがある?」

この記事では、転職する薬剤師の退職理由をで9個紹介していきます。「低年収」「長時間・労働」「悪辣な人間関係」など、様々な理由が考えられる中、最も多かった転職理由は何でしょうか?

実際に薬剤師の資格を持つ人に行った独自アンケート結果を基に、徹底解説していきます。

目次

薬剤師の転職理由9選|なぜ退職してしまう?

実際に転職サイトを利用したことがある薬剤師にアンケートを取ったところ、「年収がとにかく低い:57.1%」が1位となりました。そして、その後に「長時間労働・残業辛い」「今の勤務先に希望が持てず将来が不安」という回答が多くなっています。

ここからは、それぞれの転職理由について詳しく解説していきます。

「転職理由9選」の基となったアンケートの調査概要

  • 調査対象:事前のスクリーニング調査の質問「あなたは、転職経験がありますか?」に対して『1.1回、転職経験がある』『2.2回、転職経験がある』『3.3回以上、転職経験がある』いずれかを選択し、さらに本調査において「以下の中からあてはまるものを1つ選んでください。」という質問に対し、『薬剤師の資格を持っていて、薬剤師向けの転職サイトを利用したことがある』を回答した人
  • 調査人数:配信対象モニタ数合計:290人、回収目標数合計:200人
  • 有効回答数:「Q1.201人」「Q2.28人」「Q3.28人」「Q4.28人」「Q5.28人」
  • 調査手法:株式会社ジャストシステムが運営する「セルフ型ネットリサーチFastask」を活用したインターネット調査
  • ※本アンケートは「CAREE」の読者ではなく、日本全国の消費者を対象に行っています。

薬剤師の転職理由9選|退職理由を一目で把握

順位 転職理由
1位 年収がとにかく低い
2位 長時間労働・残業が辛い
3位 今の勤務先に希望が持てず将来が不安
4位 人間関係など職場の環境に不満がある
5位 ライフイベントで仕事の優先度が変わった
6位 仕事がつまらないのでやりがいがない
7位 異動などの職場の変化
8位 市場価値が上がらない
9位 仕事内容が合っていない

理由①年収がとにかく低い

薬剤師は時給が高いという印象がありますが、夜勤や残業で労働時間が長いため、時給換算すると意外とそうでもないということは業界では常識です。

また、勤続年数が長い方でも給料が大幅に上がらないことも多いため、今の企業・病院・薬局でこれからも働いて大丈夫なのかと不安になる人が後を絶ちません。苦労して難関の国家試験に合格した割には年収が低いため、「希望年収に満たないこと」が理由で転職を検討する薬剤師は非常に多いのです。

理由②長時間労働・残業が辛い

薬剤師の転職理由の中でも特に多いのが、「長時間労働・激務が辛い」というものです。

医師と並び、薬剤師は難関な国家資格を合格した人しかなれないため、慢性的な人手不足です。そのため、勤務先である病院・企業・調剤薬局では、人手不足が原因の長時間労働・ハードワークに悩む人がたくさんいます。

もちろん、全ての薬剤師が長時間働いているわけではありません。しかし、勤務内容や福利厚生は職場によって様々であるため、就職先によっては夜勤・休日労働に励むことになります。

理由③今の勤務先に希望が持てず将来が不安

薬剤師は業界的にも人手不足が深刻な問題であるため、常に求人が途切れることはありません。そのため、薬剤師という資格を持っているだけで安定した生活をおくれるように思えます。

しかし、実際には「長時間労働」「低い年収」「複雑な人間関係」などが原因で、今の勤務先に不安を感じる人がたくさんいます。特に、人手が少ない職場では相談相手もいないため、将来について一人で悶々と悩むことになります。

このようなタイプの薬剤師は、今後のキャリアプランについて真剣に考えるために、転職のプロである転職エージェントに相談する傾向にあるのです。

理由④人間関係など職場の環境に不満がある

薬剤師は長時間労働・患者とのやり取りなどが理由で、非常にストレスの溜まる職業です。

日頃の疲れが溜まって余裕がないせいで、同僚や上司との接し方が冷たくなってしまう人も少なくありません。そのため、相性の悪い同僚や上司が原因で、職場の人間関係に悩んでいる人がたくさんいます。

勤務先によっては異動などで職場環境が変わることもありますが、異動の場合、通勤時間や勤務内容などが変わってしまいます。結局、新しいストレスの種を抱えることになるため、薬剤師は転職で希望条件に合う職場を探す人が多いのです。

理由⑤ライフイベントで仕事の優先度が変わった

特に女性の薬剤師の場合、結婚・出産・育児といった人生のライフイベントが転職理由となることがあります。仕事以外に優先するものが出来た結果、より希望条件に合った職場への転職を考えるということですね。

理由⑥仕事がつまらないのでやりがいがない

OTC販売を業務とする薬剤師は、調剤スキルが身につかないだけでなく、市場価値も上がらないという問題があります。そのため、薬剤の研究開発ができる企業薬剤師や、臨床などの対人業務ができる病院などへ転職したいと考える人が多いようです。

理由⑦異動などの職場の変化

こちらの意向を無視した職場の異動などが転職理由となっていた薬剤師も少なくありませんでした。

理由⑧市場価値が上がらない

ドラッグストアでOTC販売のみを担当している薬剤師の場合、今後のキャリアに不安を感じる人が多いようです。

理由⑨仕事内容が合っていない

苦労して薬剤師になったけれども、そもそも仕事内容が自分の適正に合っていなかったという人も一定数います。このような人は、民間企業の未経験職に転職することも珍しくありません。

薬剤師の本音?転職理由となりうる仕事の不満を集めてみた

「薬剤師は年収が高いし、女性でも働きやすいいい職業だ」

世間的にはこのように見られることも多い薬剤師ですが、その実態は大きく違うため、転職を決断する人が少なくありません。あなたが下記の薬剤師と同じ悩みを抱えているのなら、転職エージェントを利用して転職活動を行うべきかもしれません。

①人手不足で仕事量が多くて辛い

②人間関係など職場の環境に不満がある

③年収がとにかく低い

④今の勤務先に希望が持てず将来が不安

薬剤師の転職面接で退職理由はどう伝える?4つの注意点まとめ

「薬剤師の転職面接で退職理由はどう伝えたらいい?」

ここからは、転職理由を本音で伝えるべきか悩んでいる薬剤師に向けて、退職理由の伝え方をまとめていきます。

基本的にネガティブなことは全てポジティブに言い換える

採用側からすると、物事を他責で考える薬剤師は採用に躊躇します。なぜなら、間違いやミスを認めなかったり、反省して改善するといったことが出来ないではないかと疑ってしまうからです。

そのため、仮に「年収が低い」ことが転職理由であったとしても、前向きな転職であることを伝えられるように心がけることが大切です。

とはいえ、不満があって転職するわけですからポジティブな理由に言い換えるって難しいですよね。そこで、上位のネガティブな転職理由をポジティブに言い換える「言い換え表」を作ってみたので参考にしてみてくださいね。

転職理由別の言い換え表
年収がとにかく低い 努力や実績を評価してくれる会社で働きたい
長時間労働・残業が辛い 家庭と仕事を両立して頑張りたい
今の勤務先に希望が持てず将来が不安 ○○な職場で希望を持って働きたい
人間関係など職場の環境に不満がある 周囲の人間と協力して働きたい
ライフイベントで仕事の優先度が変わった 家庭と仕事を両立して頑張りたい
仕事がつまらないのでやりがいがない ○○な仕事でやりがいをもって働きたい/自分の○○な力を活かして働きたい
異動などの職場の変化 ○○な環境(場所)で腰を据えて働きたい
市場価値が上がらない ○○な仕事でキャリアアップしたい/スキルを身に着けて○○な役に立ちたい
仕事内容が合っていない ○○な仕事でやりがいをもって働きたい

自身の置かれた状況によって言い換え方も異なってきますが、こちらの表は参考になりましたか?

より自分に合った説明をしたいと考えている場合、転職支援サービスを使うのもおすすめ。転職エージェントが、紹介先の会社に合わせて志望動機や転職理由を一緒に考えてくれますよ。

薬剤師の転職面接で聞かれる質問5選|服装・自己紹介のやり方も解説

2023年8月19日

前職・現職の職場環境に不満があっても批判しない

前職を退職した理由が「低年収・長時間労働・人間関係」だったとしても、そのまま面接官に話すことは避けたほうが懸命です。採用側も、このような人は「うちの職場でも同じ批判をするのではないか」と考えてしまうからです。

「前の職場は〜なところが素敵でした。しかし、私は〜な考えを持っていたので転職することにしたのです。」といったように、転職理由は相手にマイナスイメージを与えないように伝えることが大切です。

年収や勤務体系が理由の転職であることをなるべく言わない

地域や内定先にもよりますが、基本的には転職で年収が大幅に上がることはあまりありません。また、転職してすぐは業務を覚えるために残業をする必要があるかもしれません。

転職後はこのような事態が考えられるため、年収や勤務体系が理由で転職したことはできる限り言わない方が懸命です。

人間関係が理由の転職であってもリスペクトを忘れない

前職の退職理由が「悪辣な人間関係」だったとしても、転職後は前の職場の人達を悪く言うことはやめましょう。他人を批判しても、あなたの周りからの信頼が失われるだけで何もメリットはありません。

転職後のスタートダッシュを成功させるためにも、気持ちを切り替えて前向きな気持ちで仕事に臨むのがおすすめです。

薬剤師が転職するメリット・デメリット

薬剤師の転職理由には「年収が低い」「長時間労働・残業が辛い」などがありました。では実際に、薬剤師は転職することで抱えている不満を解消することができるのでしょうか。

下記に薬剤師が転職するメリット・デメリットをまとめました。基本的には、薬剤師の転職には「年収アップ」「労働時間が減る」といったメリットがあります。

ただし、人間関係を一からリセットする必要がありますので、お互いに気持ちよく働けるように関係作りに時間がかかるというデメリットも発生します。

メリット デメリット
  • 年収・月給・時給を上げることができる
  • 長時間労働・残業から解放される
  • 休日を余暇に使えるようになる
  • 新しいスキルを身に付けることができる
  • 今後のキャリアについて考える機会になる
  • 環境をリセットしてゼロから始めることができる
  • 場合によっては年収が下がることもある
  • 職場の実態が求人の情報と違うことがある
  • 年下が自分の上司になることがある
  • 人間関係を一から築く必要がある

【転職理由別】これから退職する薬剤師におすすめな求人の選び方

ここからは、これから退職する薬剤師におすすめな求人の選び方をまとめていきます。「低年収」「長時間労働」「仕事内容」など転職理由別にまとめているので、ぜひご参考ください。

①低年収が転職理由|管理薬剤師・地方勤務の求人を選ぶ

  • 募集ポジションが管理薬剤師
  • 勤務場所が地方
  • 年収600万円以上
  • 時給2500円以上

②長時間労働・残業が転職理由|パート・時短勤務の求人を選ぶ

  • パート・時短勤務
  • フレックス制度あり
  • 定時退社が可能

③仕事内容が転職理由|調剤ありのOTC・臨床などの求人も探す

  • 調剤薬局と併設しているドラッグストア
  • 臨床などの対人業務を行える病院などが勤務先
  • 調剤の基本的なスキルが身に付ける大手調剤薬局

薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント3選

①マイナビ薬剤師


マイナビ薬剤師の特徴

  1. 求人の質が高くヒアリングがしっかりとしている
  2. 転職先の掲載数が多く、希望に合う転職先が見つかる
  3. 登録してからすぐ連絡がくる!とにかく対応が早い!
  4. 地方の求人が多い
  5. 相性のいいコンサルタントが見つかる

マイナビ薬剤師は、薬剤師のような国家資格保有者向けの転職エージェントであるため、薬剤師の国家資格者の保有者の人に向いています。
また、これから国家資格の薬剤師を取得しようと考えている学生などにもおススメであるといえます。

理由としては、マイナビ薬剤師そのものが国家資格の薬剤師の取得者向けの求人紹介サービスであると同時に、これから薬剤師資格を取得して学生の段階から求人を見ておきたいという人に向けたサービスでもあるためです。

そのため、薬剤師の資格取得をした段階で、国家資格取得者向けの求人を率先して紹介してくれるサービスである
マイナビ薬剤師を使ったほうが内定確率は高いといえます。

マイナビ薬剤師の評判や口コミ|登録前にチェック!

2023年10月8日

②薬キャリAGENT


薬キャリAGENTの特徴

  • 薬剤師の求人を常時60,000件以上の保有しています
  • 全国にある病院・ドラッグストア・調剤薬局など職場を幅広くカバーしている
  • 転職コンサルタントは業界に詳しく経験が豊富
  • 高年収案件や非公開案件を多数保有
  • オーダーメイド求人を紹介してもらえる

「薬キャリAGENT」は、約30社の転職支援サービスが持っている薬剤師案件を保有している点が特徴です。

そのため、他の薬剤師転職サイトよりも求人数が圧倒的に多く、6万件の中から選ぶことができます。

薬剤師転職の定番の職場である病院、ドラッグストア、調剤薬局の他にも一般企業や在宅医療など幅広い職場をカバーしています。

今よりも好条件の職場を探したい方、高年収の案件を探し高い方は、「薬キャリAGENT」に登録マストです!

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2023年8月19日

③ファルマスタッフ

ファルマスタッフの特徴

  • 薬剤師専門だから希望に合った仕事が見つかりやすい
  • 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
  • 医療業界に詳しい専任キャリアコンサルタントによるフルサポートあり
  • 働き方は常勤薬剤師の他にも派遣、契約社員、パートも選べる

「ファルマスタッフ」の運営元である、日本調剤のグループ企業は調剤薬局チェーンです。

そのため、全国にある調剤薬局とコネクションがあり、調剤薬局の薬剤師求人を豊富に取り揃えています

調剤薬局の公開求人数だけでも約1万件に上り、さらに独自に保有している非公開案件もあります。

調剤薬局の薬剤師転職をするならば、業界トップクラスの求人数を保有している「ファルマスタッフ」に登録しましょう。

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2023年6月17日

薬剤師の転職・退職理由まとめ

以上、ここまでで転職した薬剤師の退職理由についてまとめていきました。薬剤師の転職サイトには「年収600万円以上」の正社員求人や、「時給4000円以上」の派遣・パート求人も珍しくありません。つまり、転職でキャリアップすることも十分可能なのです。

さらに転職をすることで、「調剤スキル」「薬剤の研究・開発スキル」「臨床・在宅などの対人業務スキル」などの市場価値の高いスキルを身に付けることも可能です。

このように薬剤師の転職には多くのメリットがあります。現在、どうしても転職したい理由がある人は、一度転職エージェントとキャリアカウンセリングしてみてください。

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。
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